タクシー強盗っていえば包丁とかナイフとかを使って、タクシーに客を装って乗り込んで脅し、お金を奪うというイメージですが、今回はちょっと違います。
タクシー運転手、諭して食事も “強盗”が自首
兵庫県警飾磨署は20日、強盗未遂の疑いで住所不定、無職の男(25)を逮捕した。乗車したタクシーで金を奪おうとしたが、運転手が「こんなあほなことやめなさい」と一喝。レストランで運転手に話を聞いてもらい、自首したという。
逮捕容疑は19日午前1時ごろ、姫路市神子岡前1で、タクシーの男性運転手(66)の髪をつかみ、毛抜きを突きつけて現金を奪おうとした疑い。
同署によると、男は18日、同市内の更生保護施設を出所。出身地の東北に向かうための現金がなく、明石市内からタクシーに乗車し、支払いの際に「金を出せ」などと脅したという。
運転手によると、「お金はない。こんなことはしないほうがいい」などと諭すと男は素直に従った。「帰るところがなく、ごはんも食べていない」と話したため、近くのファミリーレストランで食事をさせ、代金を払って19日午前2時ごろに別れたという。
運転手は通報しなかったが、男は19日午後2時半ごろ、姫路駅南の交番に自首した。運転手は「まだ若いし先の人生がある。改心して生きてほしい」と話した。
引用:神戸新聞NEXT
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タクシーの運転手さんは66歳、犯人は25歳。
親子ほど(場合によっては孫も)歳の離れた犯人と被害者。
タクシー強盗のニュースとしてはなんかちょっとほっくりくるような話ですね。
犯人も凶器に使ったのが「毛抜き」。
毛抜きにもいろいろ種類があって、もっと先が尖っているものもあるのでしょうが、突きつけられてもあまり怖くありませんよね。
犯人も最初からお金を奪おうとしていなくて、お金がなく、食べるものもを行く先もなく、刑務所に入りたかったのでしょうか?
被害者の66歳の運転手さんの対応が神対応すぎます。
犯人を諭したうえで、ファミレスで食事させて、食事代まで払って被害届を出さなかったようですね。
タクシー運転手の給料は歩合の割合が多いので、ちょっと可愛そうですが、いい運転手さんですね。
勿論犯人にとってはでしょうけど。
強盗をした犯人も自主をしたそうですが運転手さんには感謝しているのではないでしょうか?
今回はタクシー運転手さんに怪我はなかったですが、この運転手さんではなくて、抵抗していたらもしかしたら刺されたりして怪我を負っていたのかもしれません。
今頃は犯人も警察署の中で自責の念にかられているのでは?
今回は犯人の氏名は報道では公開されていませんが、25歳でまだ若いので更正して、タクシー運転手さんの気持ちを大切に忘れずにこれからの人生をやり直して欲しいですね。